- 組織案内
鮮冷・加工事業
三重県の魚貝類の出荷・流通・販売
および、水産加工品の製造販売を行っています。
天然魚貝類
豊かな漁場環境に恵まれた三重県では、日々、漁師さんにより多彩な魚貝類が水揚げされています。
木曽三川等の栄養豊富な水質を受ける伊勢湾では、シジミやハマグリなどの貝類や、イワシやサワラなどの魚類。複雑に入り組んだリアス式海岸を持つ鳥羽志摩では、主に海女漁で採れるアワビやサザエ、イセエビ。雄大な黒潮の影響を受け、急峻な地形が続く熊野灘では、ブリ、サバ、カツオ、マグロなど、日本の食卓を彩る豊富な魚種の水揚げが魅力です。
私たち三重県漁連では、朝一番の水揚げ情報をいち早く収集し、これらの魚貝類の買い付けを行っています。買い付けした魚貝類は、県内主要産地市場近郊を拠点とする10カ所の事業所・センターに集荷され、その日のうちに、高鮮度のまま、加工・出荷できる体制を整えており、主に卸売市場、活魚問屋、量販店向けに、お客様に満足していただけるよう、様々なニーズに応じた商品の販売を努めています。
また、食用向け商品の他、干物、冷凍食品、練り物といった加工製品の原料となるサバ、イワシ等を県内外の加工業者及び輸出業者向けに販売。養殖餌飼料として県内養殖生産者、県外取引先へサバ、イワシ、アジ等の冷凍生餌、モイストペレットの製造、販売も行い、三重県産の魚貝類を幅広い形態で全国へお届けしています。
養殖魚
三重県では、養殖事業も盛んです。熊野灘沿岸のリアス式海岸の海域特性を生かし、マダイやハマチ、マグロなどの養殖がおこなわれています。特に、マダイは”魚の王様”とも呼ばれており、その生産量は全国でもトップクラス。生産者が餌や、生育環境にこだわり、まごころを込めて育てた伊勢まだいは現在、全国でも注目の養殖まだいとなっています。また、私たち三重漁連の関連会社が手がける伊勢まぐろは、その鮮度、品質、おいしさから三重県産ブランド魚（プライドフィッシュ）として認定を受け、養殖業界からも注目される製品となっています。大紀町錦地区では数少ない養殖業者が協力し、餌となる配合飼料にもこだわり抜いた伊勢ブリ。希少ではあるものの、その質の良さ、栄養価の高さから新ブランドとしても立ち上がっています。
三重漁連では、各拠点からの活魚及び鮮魚出荷の他、県内尾鷲市及び神奈川県三浦市の２カ所に加工センターを設置。活魚及び鮮魚出荷に加えフィレーやドレス加工など、厳しい品質管理のもと、細やかな注文に対応できる環境を作り、製造を行っています。また、カンパチ、ブリなど、全国各地から養殖魚の集荷を行うことで、製品を安定確保し、365日、積極的な営業展開のもと、全国の卸売市場、量販店等に供給可能な体制を整備、毎日の食を楽しんでいただく期待に応えるべく全国の食卓へお届けしています。
加工品
三重漁連では、加工事業も積極的に取り組んでいます。県内および全国で水揚げされた魚介藻類を原料に、仕入から加工までの工程を自社で行える強みを生かし、採れたての新鮮なままに製造・販売しています。主に、開きや干物、揚げ物など冷凍食品に加工し、手軽で、おいしく、毎日の食を楽しんでいただけるよう、工夫を重ねながら製品づくりを行い、地域生協や量販店向けに販売しています。お弁当や、毎日の献立に一つ加えるだけで、三重県の海のおいしさを感じてもらえるよう、私たち三重漁連は試行錯誤し、また実行していくことが使命だと考えています。
