平素より格別のご愛顧を賜ります事、厚く御礼申し上げます。

　本年３月１６日に実施された東海農政局による弊会牟婁事業所（以下「牟婁事業所」といいます。）に対する食品表示法に基づく立入検査において、牟婁事業所が出荷している養殖マダイのうち愛媛県産と和歌山県産の養殖マダイについて仕入尾数と販売尾数に食い違いがあるとの指摘を受けました。
　弊会が直ちに内部調査を実施する中で、牟婁事業所において、原産地が愛媛県産及び和歌山県産である養殖マダイの一部につき、三重県産の養殖マダイであると表示して出荷していた事実（以下「本件事実」といいます。）が判明しました。弊会は、本年３月２７日に東海農政局に対して本件事実を報告いたしました。
　 現在、弊会が内部調査を継続する中で、本件事実があった期間は２０２０年７月頃から２０２３年３月頃にかけてではないかと現時点では考えております。
　 弊会は、本件事実を認識した時点で、誤った原産地表示がされないよう養殖マダイの原産地表示を是正しております。

　本件事実につきましては、引き続き東海農政局とも協議しておりますが、弊会は、すみやかに弁護士等外部専門家の助力も得ながら本件事実の詳細について改めて客観的な調査 を実施しており、その結果をご報告することを予定しております。

　この度は、消費者の皆様、お取引先様及び生産者様に多大なご迷惑とご心配をお掛けする事となり深くお詫び申し上げます。
　 なお、ブランド鯛である伊勢まだい・伊勢黒潮まだい・顔見えまだいや、マダイ以外の魚種（ハマチ、カンパチ、ヒラメ、シマアジ及びマハタ）につきましては、現時点までの内部調査において本件事実と同様の事象は発見されていないことを申し添えさせて頂きます。

   ２０２３年　５月２５日          
三重県漁業協同組合連合会
代表理事会長　湯浅　雅人